波止場通信
KOBE CULTURE AND ART
yurariと遊ぶ
カメラマンの澤井明さん(Groovy Studio)、デザイナーの三宅敏夫さん(ZEST)の2人に、コピーライターの竹内(波止場通信社)が加わったことで化学反応が起きた。「なんかおもしろいことやろうか?」ということで、2012年夏にスタートさせたのが散歩気分のブログマガジン「yurari(ゆらり)」だ。長年、泣く子とスポンサーには勝てない仕事をしてきただけに、自分たちで作りたいように作るフリーペーパーにした。
そして「早くも」というべきか、「やっと」というべきか、2014年春時点で、5号まで出すことができた。おかげで、設置場所もどんどん増え、yurari編集室までバックナンバーを求めてこられる方も少なくない。ありがたいことだ。
これからも肩肘を張らずに、yurari気分で大いに遊びたいと思う。
上をクリックすると、デザイナーの三宅さんがつくられたyurariのHPに変ります。ここでは、バックナンバーのⅠ〜6号までの全文を読むことができます。
三宅敏夫さんの意志を継ぎ、yurariと続けてます
冒頭の「yuraiと遊ぶ」の文章は、2014年に書いたものです。この頃は、毎回、いくつかの特集企画案を出しあい、意気揚々と取材・執筆・撮影に取り組んでいたものです。このように気軽に雑誌道楽を続けて来られたのも、デザイナーの三宅敏夫さんの力に負うところが大きい。
その三宅さんが、9号制作途中の2015年9月、病気で急逝されました。残された私たちのショックはあまりに大きく、精神的にも実務的にも続けられない日々が数カ月続きました。それでも多くの読者の方々から「次はいつ出るの? 楽しみに待ってるよ」と声をかけられると焦るばかりでした。結局、誰よりもyurariの制作に熱心であり、yurariの完成を喜んでいた三宅さんの意志を継ぐために、もう少し頑張ろうと決意したのでした。そして他の方にもスタッフに加わってもらうなどして、現在もマイペースで何とか続けています。