人気沸騰女子とバッタリ!
昼休みの時間を利用して、新開地寄席のチケット購入のために新開地へ。予定通り購入して帰ろうとすると声をかけられた。あらら、前畑温子さんじゃないの。彼女は新開地住人だからこ会っても不思議じゃないのだが、やはり驚く。彼女は先月『女子的産業遺産探検』を上梓して以来、新聞各紙に紹介され、ギャラリーでも展示され、今日もFMわぃわぃに出るための打ち合わせだったらしい。人気の瞬間風速ぶりは凄い。モトマチ大学のときも駆けつけて本も購入したが、大勢の人だったので話もせず、写真も撮らずに帰った。ということで、今日、いかにも新開地らしい風景をバックにパチリ。
そういえば、数年前、彼女から「私、エッセイ書いているです。写真も趣味で撮っています」と、数枚の古い壁ばかりを撮った写真を見せられた。女性にしては珍しい感性をもっていることに興味をもち、「とにかく作品の形にした方がいいよ」とアドバイスをした。すると次回に会ったときには、もう本にしていた。彼女の素直さと行動力に驚いたものだ。今回の本も彼女の行動力の賜物である。
本のヒットの秘密は、男臭い産業遺産探検と女子との、一見ミスマッチともいえる組み合わせであり、表紙に熊をもってきたあたりは、編集者のセンスである。とはいえ、ページをめくれば彼女独自の感性を生かした写真とエッセイの魅力を十分感じ取ることができるはずだ。