刺激と再会
久々に劇を見ました。大阪の「座・九条」で行われた「新租界」。出演者6人のうちの数名は日本維新派のメンバーであり、中でも白藤茜氏は、当時、観客の度肝を抜く怪優として知られた役者です。会場は超満員。役者も観客も平均年齢は高く、不穏かつ禍々しい面構えの人も多い。劇の内容は、中国の租界に生きる日本人たちの話ですが、現代日本に重ね合わせているようにも思えます。不自由な身体をものともせずに熱演する役者の情熱に、見る側の私も刺激を受けました。
この劇を見るきっかけを与えてくれたのが、旧友の山下善彦氏です。かつて日本維新派の役者として活躍し、コピーライター時代には私と一緒に仕事をした仲。その彼と何と30数年ぶりに再会しました。いやあ懐かしい。それに元気そう。積もり積もった話や、今の仕事のこと、今後の計画などについて聞きました。また、彼の奥さんとも初めて話をすることができ、とても貴重な一夜となりました。