和田岬砲台を見学
6月24日(火)、今年4月に大規模な修理を終えた和田岬砲台を見学する機会に恵まれた。砲台は、幕末に沿岸防衛のため、和田岬、川崎、西宮、今津、天保山に築かれたが、現在まで残っているのは和田岬の砲台のみである。
設計したのは勝海舟。1864年に完成した和田岬砲台は2階建てで、大砲を撃つ2階部分には、熱した大砲を冷やすため、下の井戸から水を汲み上げ、大砲を冷やした水は樋を通じて海まで流すというローテクが施されている。だが、完成したものの、結局一度も大砲が据えられることなく使命を終えた。
現在は、三菱重工業・神戸造船所の敷地内にある、この歴史的建造物の見学を楽しみにして参加したものの、外観の撮影は禁止とのこと。何でも防衛上の問題だという。すぐ近くで潜水艦などの建造をしているからなのか。しかし、アングルさえ指定すれば、何の問題もないはず。なにやら腹が立つ。で、外観の写真がないため、仕方なく、いただいた冊子の表紙を載せることにした次第。